店舗設計・デザイン 大阪 / any (アニー)

京橋商店街で古くから営業されていた「市場ずし」を改装いたしました。サイン部分と家具部分を担当いたしました。

今回の改装は内装を新しく作り変えるという事だけではなく、「高級感を持たせたい」という事が大きなコンセプトとしてありました。
そのためにサイン、家具の両面でどのようにアプローチしていくかが今回の改装の鍵となります。
ファザードの看板部分についてはお客様の持たれているイメージを巨大な看板で表現いたしました。

かなり厚みを持たせたゴールドのカルプ文字で店名を切り抜き、額縁の中に配置する事によりファザードにぐっとしまりが生まれます。カルプという素材は厚みがあるため、立体感を簡単に表現することができますが、側面の色味によって表情がガラッと変わってしまいます。

製作段階で側面の白い物や、側面もゴールドに塗装したものなど何種類かサンプルを制作いたしましたが表面のゴールドを強調するために試行錯誤を重ね、側面は黒色の物が採用されました。

家具製作においても「高級感」を出すための工夫がなされております。テーブルの天板部分は側面に厚みを持たせ、木目の表情を強調した化粧をほどこすことで空間において他にはない存在感を放っております。